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当ブログは僕「えっちゃん」による、発達障害からの知的障害を持つ息子との育児奮闘記です。
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就学懇談会で喋ってきます。過去の記事と記憶を掘り返す。

育児日記就学, 放課後等デイサービス, 特別支援学校, 療育相談会

どうも、えっちゃんです。

知的に障害のある年長さんの親は、そろそろ進路を決めなくてはいけない時期です。

2年前、僕は息子を「特別支援学校」に入学させるべく決定をしました。

これって、かなーーり迷うんです。

普通学校の普通学級か、特別支援学級か。
特別支援学校か。

大きくはこの三択。

この決定をするために色々と情報を仕入れ、市役所と相談をし、各学校を見学したりします。

息子が保育園として通っていた知的障害の療育施設では、「就学懇談会」として施設OB・OGの親を2名ほど招き、その時の選択の仕方や迷ったことなどを語ってもらったり、質疑応答でざっくばらんに話したり。

当時、僕も参加をして色々と勉強になった記憶があります。

↓当時の記事

この就学懇談会で、喋る側の人として園から声をかけていただきました。

どんな話をしようか考えたときに、当時の考えや悩みなどをこのブログに色々と書いていたこともあり、そのリンクをまとめてみようと思いました。

いわば喋るためのテーマのアジェンダであり、カンペの下書きであり、リンク集であり。
この記事は当時を振り返る自分用でもあり、これから悩む人に向けてのまとめでありといった感じですかね。

通う学校をどうやって決めたか


悩みや決定をした時の記事になります。
当時の息子のレベルやオムツ事情を考えると、普通学級というのは頭から選択肢は無くて、特別支援学級と特別支援学校からの選択でした。

世の中には息子と同レベルの知的能力でも普通学級に通う子はいると思います。
しかしそれは教育委員会にも、先生にも、親にもかなりなエネルギーが必要になります。
家庭事情として、シングルファザー(当時)の僕にはそれはできないとも感じていました。

生活のためには働かなければならないし、収入はサラリーマン時よりもかなり下がっていましたし。息子の教育・療育に今まで以上に多くの時間を使うのは難しいことは簡単に予想されます。

収入や家庭環境によって子供の教育環境を決めてしまうことについては申し訳なくは思います。健常児と接触することでしかできない成長だってあると思いますし。

地元小学校の特別支援学級に見学をした際、「排泄介助はできません。オムツでの登校をお願いします。」と言われたことが大きかったです。
やはり介助や支援の手厚さは特別支援学校の方が強いように感じました。

入学までに何を準備したか

特別支援学校への入学を決めてから、やらなきゃいけないことは結構あります。
特別支援学校への入学を審査するために、コントロールは学区の教育委員会から県の教育委員会にボールが移ります。(と言っても学区の教育委員会が窓口にはなってくれますけど)

特別支援が必要な人物かどうかの審査があります。

療育手帳を取得しているか

特別支援学校の入学条件として、療育手帳を取得している必要があります。
これに関しては実際のところは取得できていなくても入学が拒否されるということはないみたいですが、取得をしておきましょう。

療育手帳のタグが付いている記事
療育手帳関連のタグ付された記事一覧です。
取得準備から審査、取得後の特別児童扶養手当についてなどをまとめてあります。

定期的な通院をしているか

心身ともに健康であれば特別支援は必要ないっしょってことでしょうか。
息子はそれまでこの発達障害について「治療」はしていませんでした。
だって発達障害専門の療育施設に毎日通ってトレーニングをしていたし、薬で治るとか治らないとかそういうものではないと思っていましたから。

入学してみてどうだったか

特別支援学校は、やっぱり支援が手厚いです。
授業内容や状況にもよりますけど、生徒と先生がマンツーマンに近い人数比になることもあります。
この手厚さは(特別支援学級を含む)普通学級ではまずできないでしょう。
息子が大きく成長することができたのも、このおかげだと思っています。

いままで(未就学)とどう制度が変わったか

就学をしてから利用できる制度として、「放課後等デイサービス」があります。

放課後等デイサービスは、ざっくり言うと障害児向けの学童保育。
学校まで迎えに来てくれて、家まで送ってくれます。(事業所や自宅までの距離にもよるとは思います)

このサービスを利用する最大のメリットは、縦の繋がりだと思います。
学校教育としては小中高のくくり、学年のくくり、クラスのくくりがどうしてもあります。
一緒に行動するのは登下校や学校行事でのイベントぐらいでしょうか。
放課後等デイサービスは小学生から高校卒業まで利用できるサービス。基本的には一緒に行動を共にします。
障害の程度も様々な、様々な人と接することができるのは成長に大きなプラスになります。

健常者で言うところの、習い事としてのクラブスポーツの様な感じでしょうか。

でもまあ本音は子供がいなくなる時間が倍近くになることがメリットの本音だったりもしますけどね。
僕はこれで半日しかできなかったパートがフルタイムで出来るようになりました。
シングル育児をする人にとっては、これはありがたいというよりも、生きるために必要な制度だとすら思います。

当時の選択について後悔はあるか

タラレバの話になってしまいますが、「普通学校(支援学級も含めて)であったらどうだったかな」なんて考える瞬間がないわけではないです。息子の成長スピードや、将来の選択肢が違ったりしたのかな…なんて。

でも後悔は全然していないです。

選択に迫られた当時、相談担当だった教育委員会の人に言われた言葉があります。

「特別支援学校に入学を決めることは、6年間を決めるということではないですよ。学年毎、もっと細かく学期毎に転校することだってできます。息子さんにとってその都度一番いい選択を考えましょう。」

本音か建前かはわかりません。
そんなに頻繁にちょろちょろ転校するなんて実際には大変です。
でも、「6年間を決める選択だ」と悩んでいた僕の背中を押してくれた言葉です。

だから、選択について後悔は全く無いです。状況が変われば、環境を変えちゃえばいいんです。

おわりに

当時のことを思い出しながら、そして当時の記事を引っ張り出しながらこの記事を書いてみました。
誰向けと言われれば、自分向けって感じですけど、誰かのための情報にもしなるのであれば嬉しいですね。

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