【カットマン用具】バック面をスペクトルに変更。スピンピップスとの使用感の違い
どうも、えっちゃんです。
長年使ってきた粒高から、思い切って表ソフトに変更してから早いもんで1年が経ちました。
当時表ソフトデビューした時の決意表明記事がこれ
スピンピップス
この時に色んな評価サイトとかを見て選んだのがスーパースピンピップスチョップスポンジ2というラバー。
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確かに使いやすかったです。スポンジがすごく柔らかくて、ボールの勢いを殺す性能が高く、粒高からの移行もスムーズにできたかと思います。
で、同じラバーで厚みを変えたり、ラケットを変えたりとしながら使ってくるとわかってくるのが、
「もうちょっとここがこうだったらいいのに」
という感覚。
こればかりは個人的な感覚。ネット上の評価だけでは必要なラバーにたどり着くことはできません。
僕が求めたのはカット時の反転性能。ズバリ切れ味です。スピンピップスはシートの引っかかりが強いので切るのは容易ですが裏ソフト感が強く、反転させてる感じが薄いのと相手の回転影響を受けやすく感じました。
そしてラバーを変更しました。
同じTSPのスペクトル
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色々と種類ありますが、無印スペクトルです。
これもスピンピップスと並んで表カットの王道ですね。
性能を求めたというよりもとりあえずスピンピップスとスペクトルを両方使わないと表ソフトというものを評価できないと感じたからでした。
スペクトルを使ってみた感想
回転のスピンピップス、高弾性のスペクトル。
カタログ上での性能、評価はこうです。
でも僕が使ってみた感覚としては、スペクトルすげー切れる。
自分からも切れるし、でも当て方を変えると鈍感力が高い。とりあえず安定してカットすることが楽にできる。
使用している用具は
ラケット:ディフェンシブプロ
フォア:Q4(特厚)
バック:スペクトル(厚)
結構弾む構成ですがカット時にちゃんと収まる感じ。
ブロック以外の技術はノンストレスで使用できます。
ブロックだけはちょっとしんどいです。
当てすぎるを飛んでくし、殺しすぎるとネットに引っかかるし。なんかちょうどいいブロックをする許容範囲がすごく狭い。
比較してみるとこんな感じ
カットの切れ味
スピピ < スペクトル
カットの安定性
スピピ < スペクトル
ツッツキのしやすさ
スピピ = スペクトル
レシーブの安定性
スピピ < スペクトル
ブロックのしやすさ
スピピ > スペクトル
ドライブ系回転のかけやすさ
スピピ > スペクトル
乗っけ打ちのしやすさ
スピピ < スペクトル
こんなところかしら。
自分のプレースタイルにはまるのはスペクトルということになるので、今後はスペクトルでやっていこうと思います。
おわりに
自分が使いやすい用具イコール勝てる用具ではないのが卓球の難しいところ。
新型コロナウイルスの影響で大会がなくなってしまっているのでそこのところを試合で評価するのはまだまだ時間がかかりそう。
でもこの「試合の無い時期」は色々な用具や思い切ったプレースタイル変更に挑戦する大きなチャンスかなと思います。チームメイトのことを考えると大きな大会前に大きな変更ってできないし。
でも大きな用具変更ってのはやっぱりワクワクします。
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ディスカッション
コメント一覧
とても参考になりました。いくつか質問してもいいですか?ディフェンシブプロを使ってみたいのですが、どのような特徴がありますか?スペクトルの中を貼るつもりなのですが、ツッツキのときに滑る感覚はありましたか??今のラケットは松下浩二オフェンシブにvs401の1.8ミリ、スペクトル中です。よろしくお願いします♂️
コメントありがとうございます。
ディフェンシブプロは、カーボンラケットなので弾みは強いですが、カットが飛びすぎるという感覚はありませんでした。
カットの感覚をそのままに攻撃が楽になった感じ。
攻撃的なニッタクのビオンセロからの変更であったのでカットに大きな違和感は感じずに移行できました。
松下浩二オフェンシブも攻撃的カットラケットなのでその点は同じような感覚かなと想像します。
カットに関しても特殊素材特有の広いスイートスポットを体感できます。
ただ、そのメリットの背反として、打点をずらすことで変化をつけたい人には向かないかもしれないです。
ツッツキの滑り感は、湿度が高いと出ますね。通常は台上も使いやすいと感じてます。
あと個人的に感じたのは、スペクトルの中とアツ両方使いましたが、アツの方が使いやすい感じを受けました。
予算に余裕があれば、様々なスポンジを試してみてください。同じラバーでも驚くほど違って感じることもあると思います。
ありがとうございます!
とても参考になりました!
2度目のコメント失礼します。
おかげさまでディフェンシブプロに変更し、素晴らしいラケットを見つけることができました。
また質問なのですが、スペクトルの中と厚では厚の方が使いやすいとのことでしたが、具体的にはどのような点が中よりも良かったですか??(カットの安定性やキレ、ツッツキなど)わかる範囲でいいので教えていただけると嬉しいです(^^)
あと、スペクトルでカットやツッツキをブチ切るコツなどありましたら教えていただけると幸いです。
コメントありがとうございます。
スポンジ厚ですが、僕の感覚ではカット時にスポンジでエネルギーを吸収するイメージがあります。粒高を使用していた時も、一番厚いスポンジ厚を好んで使っていました。スポンジが薄いと、板に当たって飛んで行ってしまう感じです。
また、上記理由からスポンジは厚い方が反転性能(粒高の様に相手のドライブ回転をカット回転に利用する)も高く切りやすいイメージです。
これはそれぞれの人のフィーリングによる物だと思うので、「好み」としか言いようが無いと思います。科学的根拠はそこにはありません。
またブチ切るコツとしては、ボールを長く持つ感じを意識します。
打球の瞬間のことなので、ボールがラバーに当たってる時間が測定できる程変わるわけはないのですが、“感覚として”長く当てているイメージでスイングします。
これによりカットもツッツキもサーブも、切れるようになると思います。